床のきしみは、下地が湿気を吸っている合図です

築20年を過ぎた家で、いちばん先に相談をいただくのが床です。歩くたびに、みしっと鳴る。最初は気のせいかと思っていたものが、半年もすると毎日気になるようになります。

あの音は、床板そのものが減っているのではありません。その下にある下地が、湿気を吸って柔らかくなっている合図です。

放っておくと、話が壁と柱に広がります

床の下で起きていることは、床の中だけでは終わりません。下地が湿気を含んだままだと、その湿気は接している壁の内側へ、そして柱へと移っていきます。

そうなると、直す範囲が一気に広がります。床だけで済んだはずの工事が、壁を開けて、柱を見て、という話になります。費用の桁が変わるのは、たいていこの段階です。

床がきしみはじめた時点で手を入れれば、範囲は床で止まります。

下地から直せば、同じ場所が10年は保ちます

表面の床板だけを張り替える直し方もあります。安く、早く終わります。ですが、湿気を吸った下地はそのまま残ります。

一年ほどで、同じ場所がまた鳴りはじめます。

僕たちは、下地から直すことをお勧めしています。手間はかかりますが、同じ場所が10年は保ちます。 二度手間にならない分、結果として安く済みます。